私が所有しているあるサイトがありますが、アクセス数が2000/日以上あります。

このサイトは、ワードプレスで作ったサイトでマルチサイトの1つです。マルチサイトとは、1つのドメインで、複数のサイトを構築しているということです。

例えば、ドメインがhoge.comだとすると、

サイトA http://diet.hoge.com/
サイトB http://money.hoge.com/
・・・・・・・・・・・・・・・

という感じです。

上記の場合は、サブドメインタイプですが、ディレクトリタイプでもマルチサイトにできます。

今回、行った引っ越しは、上記のようなマルチサイトの1つを別のドメインに変更したということです。

http://xxx.hoge.com/ ⇒ http://www.poge.info/

なので、普通のワードプレスの引っ越しとはちょっと違います。

単純に

http://www.hoge.com/ ⇒ http://www.poge.info/

なら、ググるといろいろ出てきましたが、マルチサイトの中の1サイトのドメイン変更については、情報を見つけられませんでした。

今回、なんとか引っ越しができたので、これを備忘録としてまとめておきます。

【行ったこと】

ワードプレスサイトのマルチサイトの中の1サイトのドメインの引っ越し

引っ越し前ドメイン   引っ越し後ドメイン
http://xxx.hoge.com/ ⇒ http://www.poge.info/

*引っ越しする場合、単にドメイン名だけを変えて借りているサーバーを移動しない場合と、サーバー移動をする場合があります。サーバー移動の場合は、ネームサーバーの設定変更が必要な場合もあります。

*今回の引っ越しでは、バリュードメインのレンタルサーバーcore-mini ⇒ core-miniへ引っ越しました

(core-miniは同じIPアドレスではなく、別契約した別のIPアドレス)

【事前にやっておくこと】

1、新しいドメインの取得とネームサーバーの設定

2、レンタルサーバーの設定(ドメインを使えるようにする)

3、最新ワードプレスのダウンロード

4、データベース書き換えソフトのダウンロード

【手順】

1、旧ドメインのデータベースとワードプレスサイトのバックアップ

2、データベースの内容を一部変更

3、新ドメインにワードプレスをアップロードしてインストール

4、新ドメインのデータベースをバックアップする

5、新ドメインにバックアップしたテーマとプラグインをアップロード

6、新ドメインのデータベースの一部を削除し、新しいデータをアップロード

7、データベース書き換えソフトのインストールと実行

8、旧URLから新URLへ301リダイレクト

*旧ドメイン:引っ越し前のドメイン、新ドメイン:引っ越し後のドメイン

【事前にやっておくこと】

1、新しいドメインの取得とネームサーバーの設定

ドメインの引っ越しには当然、新しいドメインの取得が必要になります。

レジストラからドメインを購入しますが、別にどこでもかまいません。おすすめは、お名前.comなどです。

値段が安いところがいいなら前に紹介した1and1などもいいでしょう。

ネームサーバーの設定は、やり方が2つあります。レジストラのネームサーバーを利用する場合とサーバーのネームサーバーを使う場合です。

どちらがいいというのはないので、どちらでもかまいません。

今回私は、レジストラ側の設定で、ネームサーバーをレンタルサーバーのものを利用するように変更しました。

実際のやり方はレジストラによっていろいろです。基本的には、DNSサーバーを2つか3つぐらい書き換えるだけです。

2、レンタルサーバーの設定(ドメインを使えるようにする)

レンタルサーバーの設定は、新しいドメインとサーバーのIPアドレスのひも付けを行うことです。

これは借りているサーバーによって異なります。

core-miniの場合は、他社から取得したドメイン名を設定して、借りているサーバーを指定することが必要となります。

さらに、サーバーの設定でドメインを追加することが必要です。

3、最新ワードプレスのダウンロード

最新のワードプレスは、http://ja.wordpress.org/からダウンロードできます。

4、データベース書き換えソフトのダウンロード

旧ドメインのデータベースはそのままでは使えません。基本的には、データサフィックスとドメイン名を変えればよいのですが、これだけだとシリアライズされたデータはコピーができません。

データベースではシリアライズされたデータを扱っています。

シリアライズとは、文字情報をプログラムで使いやすいように変更するプロセスです。

もし、単にデータベースの中のURLを変えただけだと、シリアライズされないので、データとして意味が異なってしまうのです。

データベース書き換えソフトは、データベースをアンシリアライズして、文字情報に変えてからデータベースを変更して、再びシリアライズすることができます。

このソフトは

https://interconnectit.com/products/search-and-replace-for-wordpress-databases/

からダウンロードできます。

この記事を書いている時点では、3.00のベータ版と2.1.0のステーブルがありましたが、私の環境では、ベータ版ではうまくいきませんでした。

書き換えたものがうまくシリアライズされなかったんです。

なので、今回は、2.1.0を使いました。

【手順】

1、旧ドメインのデータベースとワードプレスサイトのバックアップ

まず最初にやらないといけないのはバックアップです。

作業をしているとデータを壊してしまうこともありますので、これは必須の作業です。

データベースのダウンロードは、サーバーのデータベースにアクセスして、phpAdminにログインをして、エクスポートで、ファイルとして保存します。

また、バックアップのやり方ですが、各テーブルごとに行います。

というのは、すべてをバックアップして1つのファイルにしてしまうと、余計なものまでくっついてくるからです。

今回の引っ越しでは、新しいドメインにワードプレスをインストールするので、旧ドメインのデータの中で必要なものだけを書き換えます。

2、データベースの内容を一部変更

データベースの書き換えソフトでできるは、URLの書き換えとシリアライズだけです。

なので、今回のようにマルチサイトの1つの場合だと、事前にサフィックスなどを書き換える必要があります。

今回私が書き換えた文字は、
wp_xx_ ⇒ wp_
default.hoge.com ⇒ www.poge.info
blogs.dir/18/files ⇒ uploads

*アップロード先が変わったため、18というのは旧ドメインで作った18番目のwordpressだからです。

書き換えたテーブルは

options
postmeta
posts
term_relationships
term_taxonomy
terms

です。

書き換え方ですが、エディターソフトで、バックアップしたテーブルを開いて、ctrl+Hで、置換メニューを開いて書き換えます。

3、新ドメインにワードプレスをアップロードして、インストール

ダウンロードした最新のワードプレスを解凍して、それを新しいサーバーのドメインにアップロードします。

アップロードしたら、新しいアドレスhttp://www.poge.info/wp-admin/install.phpにアクセスして、インストールをします。

インストール時にメッセージが出るのでそれに従ってインストールすればOKです。

4、新ドメインのデータベースをバックアップする

ワードプレスをインストールしたら、まずそのデータベースをバックアップします。基本的には不要になりますが、万一の場合も考えておきます。

5、新ドメインにバックアップしたテーマとプラグインをアップロード

事前にバックアップしたワードプレスのテーマとプラグインをFTPクライアントソフトでアップロードします。

この時にアップロードするのは、使っていたテーマとプラグインでOKです。

6、新ドメインのデータベースの一部を削除し、新しいデータをアップロード

そして、下記のデータベースのテーブルを削除して、2で書き換えたテーブル(旧ドメインのデータを書き換えたもの)を追加します。

options
postmeta
posts
term_relationships
term_taxonomy
terms

7、データベース書き換えソフトのインストールと実行

データベース書き換えソフトsearchreplacedb2.phpをルート(http://www.poge.info/)にアップロードします.

http://www.poge.info/searchreplacedb2.phpにアクセスして、データベースのpostsとpostmetaを選択して、URLを書き換えます。

なお、書き換えが終わったらこのソフトを削除するのを忘れないでください。

8、旧URLから新URLへ301リダイレクト

最後に旧URLから新URLへ301リダイレクトをします。

301リダイレクトとは、新しいURLへ永続移転するということです。

方法ですが、http://xxx.hoge.com/のルートにある.htaccessに下記を入れます。

RewriteCond %{HTTP_HOST} ^(xxx\.hoge\.com)(:80)? [NC]
RewriteRule ^(.*) http://www.poge.info/$1 [R=301,L]

もし、ご自分のサイトで301リダイレクトをする場合は、URLの部分は読み変えて利用してください。

以上で、ドメインの引っ越しが完了します。

簡単に書いていますが、サーバーによっていろいろトラブルが生じることもあります。

そんな時にはググってみるといいです。

たいていは、同じようなトラブルにはまってしまった人がいるので、解決策があるはずです。

この作業は半日以上かかりました。

シリアライズのことは、知っていたのですが無視していたので、結局、データベース書き換えソフトを後からインストールして対応しました。

あと、グーグルウェブマスターツールでURLを変更した旨を伝えようとしたのですが、今回のようなサブドメインの場合は、できません(ドメインごとにしか通知ができないため)。

なので、新たに新URLで、ウェブマスターツールに登録するといいかと思います。

登録ですが、ファイル書き換えは面倒なので、一番簡単なのは、グーグルウェブマスターツールからhtmlファイルをダウンロードして新しいサイトにアップロードすることです。

そしてサイトマップを送信しておきます。これによりクローラーが来てくれるので、より早くインデックスされるようになるはずです。

以上、いかがでしたか?

初心者の方には簡単ではないかもしれませんが、調べながらやればできると思います。

もし、挑戦する機会があったらトライしてみてください(^^)。

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