サーバーの引っ越しで(同じサーバー内の移動にしろ、異なるサーバー間の移動にしろ)WordPressのサイトのURLを変更して、301リダイレクトをしたいことがあります。
例えば、
旧URL www.hoge.com
新URL www.poge.info
このようにURLを変えて、さらにwww.hoge.comにアクセスした時にwww.poge.infoに飛ばすようにします。飛ばすのはトップページだけでなく下層のページもです。
単にURLを変えるだけなら、定義ファイルやデータベースを変えるだけでも可能です。
昔ながらのWordPreesのURL変更のやり方
こちらの方法はオーソドックスなやり方です。
手順としては、
2、旧URLのWordPressをダウンロード
3、新URLにWordPressをアップロード
4、新URLに旧URLのデータベースをインポート
5、新URLのデータベースの中身を新URLに対応させるように変更
流れは単純ですが、結構面倒くさいです。
これをやるために参考になりそうなサイトはこちら。
ドメイン変更を伴うWordPressサイトのサーバー移転方法
「Duplicator」によるWordPreesのURL変更と301リダイレクトの手順
今回は、より簡単に行うためにワードプレスの引っ越しに便利なプラグイン「Duplicator」を使いました。
これを使えば、WordPress本体、デターベースのバックアップをして、さらにインストールまでを比較的楽にすることができます。
ただし、こういうツールを使ってトラブルが生じた時に対応するのが難しいことがあります。
ですので、オーソドックスなやり方の手順の1と2は、「Duplicator」を使う場合でも念のためにやっておく方が無難です。
「Duplicator」を利用したWordPreesのURLの変更と301リダイレクトはこちら。
2、新URLを用意する(レジストラやドメイン屋で購入)
3、新URL用にネームサーバー設定、ドメイン追加、データベース作成などを行う
4、Duplicatorを使って新URLにWordPerssをインストール
参考サイト
引っ越しも楽々? WordPressで構築したサイトを丸ごとコピーできるプラグイン「Duplicator」
5、旧URLサイトの.htaccessを変更して旧URLから新URLに301リダイレクト
下記を.htaccessの最初に書けばOKです。
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^hoge.com
RewriteRule (.*) http://www.poge.info/$1 [R=301,L]
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^www\.hoge\.com
RewriteRule (.*) http://www.poge.info/$1 [R=301,L]
以上です。
難しそうに思えるかもしれませんが、最初に紹介したオーソドックスなやり方よりも楽かと思います。
トラブルがなければあっという間に終わります。
まとめ
今回は、同じサーバー間で単にURLを変えただけですが、異なるサーバーでの移動でも同じ手順でいけるはずです。
Duplicatorは、URLの変更やサーバーの変更に対して、それを自動で検出してくれるようですから。
今まで、初心者にとってWordPressのサーバー変更やURL変更は敷居が高いものでしたがDuplicatorを使うことで、簡単にできるようになりました。
ですが、データ容量が大きいとか特殊な引っ越しの場合には、問題が生じる可能性があります(以前、サーバーの引っ越し(URLは同じ)をした時、データベースエラーが生じたことがあります。)
ですので、問題が生じてもリカバーできるようにサイトとデータベースのデータのバックアップは取っておくようにした方がよいです。
WordPressのURL変更やサーバーの変更は、多少のリスクがあります。ですので、事前にしっかりと準備をしてやるべきでしょう。
なお、上記方法はくれぐれも自己責任でやってください^^。